昔の記憶。
中高時代の6年間、
私はクラブ活動で剣道をやっていました。
その頃はまだ週休2日制なんかなく、週6日、授業後にはひたすら稽古。
学業そっちのけでした。
当時私は体がまだ弱かったこともあり、なかなか稽古の疲れが取れず、
授業中はよく寝ていた記憶があります。
日曜も大体昼2時ぐらいまで寝てるのが当たり前。
学校が電車で1時間弱のところにあり、
実家の近所には殆ど友達がいなかったんですね。
で、昼過ぎから誰かと遊ぶというのも難しく、
結果的に日曜はいつも半日ゲームをして過ごしてました。
いわゆる「ゲーマー」でした。
「ゲームおたく」と言った方が合ってるかな。
当時は「ファ○コン通信」を欠かさず購読し、
発売されているハード、ソフトで知らないものはありませんでした。
お金がなかったので、実際にプレイしたゲームはそんなに無かったんですが。
両親は、休日に一人っきりでずっとゲームに没頭しているそんな私の姿を見て、
やっぱり”暗い”イメージがあったらしく、
あまりいい顔をしなかったのを覚えています。
私の中では、ただただ「ゲーム」と言うものが大好きで、
人とゲームをすることができない時間に、一人でTVゲームをやってただけのことなんです。
実際、カラオケやボーリングにもよく行きましたし、
麻雀を始めとするテーブルゲームもよくやりましたしね。
(ちなみにその頃から先輩S田氏には頭が上がりません。そのこともまた書きます)
でもTVゲームは他とは違い、基本的に一人遊びになってしまうので、
どうしても「引きこもり」のイメージを結びつけ易いんですね。
そういうのが辛く感じた時期もありました。
そんな自分の記憶があるので、
「教職員3人殺傷の17歳、引きこもりTVゲーム」
こういう見出しを見るたびに、「またか」という何とも切ない気持ちになります。
もちろん起こした事件は確かに凶悪であり、
容疑者の17歳少年は、日本中から非難を浴びて当然なのだけども、
客の目を惹くために、こういう表現がなされてしまうんですね。
TVゲーム好きにも、引きこもりにも、人間的に立派な人は沢山いるのに。。。
批判を承知で書きますが、
「ゲームが好きで、将来の進路としてゲームクリエイターを目指す」というのも、
取り立てて記事にするほどでもない、ごく自然のことだと思うんですが。
少なくともその場しのぎでフリーターをやってる奴らや、
何となく大学にいって、何となく皆と同じ企業に入ってしまう奴らなんかより、
遥かにマシだと思うんですが。。。
「ストーカー」や「幼女趣味」なんかとは別次元の話のはず。
法に触れてる訳じゃないんだし。
購買数も減って、客寄せに必死なのかもしれませんが、
せめて全国紙ぐらいは、もっと冷静な報道をして欲しい、なんて思うわけです。
ちなみに私は今でもゲームは大好きです。
仕事の合間を見つけては遊んでいます。
私の華麗な(?)プレイを見て、友人に軽く引かれることもありますが、気にしない(w