1995年1月17日。
あの震災から、もう13年も経つんですね。
こういう記事を見るにつけ、当時の思い出が蘇ってきます。
流石に少しずつ色褪せてはきていますが、
忘れることは多分無いんだろうなあ、と思います。
今朝の電車で、新聞の記事を読んでいるときに、
ふと、昔のことを思い出しました。
何となく書いてみます。
あれは震災が起こって2週間ほど経った頃。
被災地にいる叔父さん宅に、救援物資を届けるために、
母親と二人で神戸まで行くことになりました。
普段であれば、阪神電車で甲子園駅から大開駅まで、
急行電車に乗って30分弱ぐらいなのですが、
震災の影響で、壊れた線路の復旧もままならない状況。
確かその時点で、
ようやく大石駅(三宮のかなり手前)まで運行区画が伸びた位、
だったと思います。
バスやJRで乗り継いで行こうかとも思いましたが、
結局、大石から神戸まで歩くことにしたんです。
水や食料を目一杯積んだキャスターを片手に、
ガラクタだらけの道を、10kmほど歩く。
進むにつれ、周りの風景はどんどん酷くなっていきます。
倒れた家の前に立てられてる看板。
誰々が避難したとか、誰々が家の下敷きになったとか。。。
そのあまりの衝撃に、
肉体的な疲れは殆ど感じなかったのを覚えています。
そしてやっとの思いで神戸に到着。
その目の前には、、、
大開駅が陥没していました。
あの時の衝撃は今でも忘れません。
一歩間違えば、自分はこの世にいなかったかもしれないわけで。
今はただ、同じ悲劇が繰り返されないことを願うばかりです。