ぶらりみち。

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虎は止まらない。

「虎14点爆勝、先発全員毎回17安打貯金19」

ついに来るとこまで来たな、という感じ。
怖いぐらいに強いです。
おまけに昨日は久々にひーやんが3安打3打点でお立ち台。
言うこと無しですな!

星野さんも「優勝確立は100%以上」なんて言ってますが、
このまま行ったら、3年で2回の優勝ですよ。
常勝軍団ですよ、奥さん!

かたや東京の某球団は早くも監督更迭の話が持ち上がり、
オールスター前にしてストーブリーグに突入。
なぜここまで堕ちてしまったのか…。
一昔前は阪神の御家芸やったのにねえ。今やすっかり逆転。


それにしても、
「今年の阪神はなぜこんなに強いの?」
なんて疑問に思っている方々も多いことでしょう。
ここは一つ、阪神ファン20年超の私が、気合入れて解説いたしましょう。

超大作です。
なぜなら仕事する気が無くなったからです(爆)
野球オタ以外は完全置いてけぼりの企画。暇なら読んでください。


まずはじめに言っておきたいことは、
「今年のチームは、優勝した2003年の時より強い。」
ということです。

一昨年は、他の球団から全くマークされていなかった中で、
勢いで突っ走り逃げ切ることができたわけですが、
今年は優勝候補としてある程度のマークを受けながら、
地に足の着いた野球で、着実に勝ちを積み重ねています。

そういった、いわゆる「王者の野球」ができているのは、
一にも二にも投手力のお陰です。

打線は水物、とよく言われるように、
打線便りのチームは好不調の波を受けやすく、連勝も多いけど連敗も多い。
一方、投手力が安定していれば、ある程度失点の目処がつくので、
打線が不調でも、試合運びの計算ができるようになります。

相手チームにしても、
大差で負ければ、次の試合に向けてあっさりと切り替えることができますが、
僅少差、特に1−0で逃げ切られると、
次の日にも嫌なイメージを引っ張ってしまうものです。

しかし最近の阪神は本当に連敗が少ないチームになりました。
今年も6月2日以降、1ヶ月以上も連敗がありません。これは凄い事。

結局のところ、野球は投手力、ということ。
こんなこと、ちょっと野球知ってれば分かりそうなのに、
巨人はわざとやってるとしか思えない。。
まあそのツケが今になって回ってきてるわけですがね。


引き続いて戦力分析。

まずは先発陣から。

春先から好調を維持している、エース(笑)下柳。
フォームを一段モーションにしてから格段に安定度を増した安藤。
昨年から急成長、スタミナもあり試合を作れる杉山。
ここに夏場に入り調子を上げてきた井川、福原を加え、
5本柱が春先から安定してローテを守っているのが大きい。

表ローテが安定してることで、
6人目は、ブラウン、能見、太陽、あたりから
調子の好いピッチャーを使う、といった余裕が出てきます。

そして中継ぎ・抑え。

なんといっても藤川、失礼、藤川様(w
球速・キレが格段にアップし、今年大ブレイク。
MVP候補として彼の名前が挙がるほど。当然ですな。

ウイリアムスも、一昨年の頃のキレを取り戻しつつあるし、
久保田もすっかりクローザーとしての自信をつけた様子。
もともと球は凄かったからね。

というわけで、7回から実質3枚の抑えを注ぎ込める状態。
ダブルストッパーはよく見かけますが、
(しかもこの場合、概して2枚とも中途半端なケースが多い…。)
「トリプルストッパー」は、過去のプロ野球にもあまりケースが無いはず。

しかもこの3枚に加え、
江草、橋本も素晴らしい活躍を見せているので、
中盤ビハインド状態でも、相手を0点で抑えているうちに、
流れを引き込んで逆転、といったケースも多いんです。

実際に数字を見てみれば、如実に現れています。
(成績は7月15日現在)

 藤川      4勝        1.12
 ウイリアムス  2勝2敗      2.42
 久保田     3勝2敗16S   1.97
 江草      4勝2敗      1.91
 橋本      2勝2敗1S    2.08

見よ!他球団垂涎モノのこの中継ぎ陣!
中継ぎだけで、51勝のうち15勝を挙げてます。そりゃ強いはず。

あと、投手陣に関しては、
交流戦の影響もかなり大きかったと思います。

岡田監督も言っていた通り、
今年の投手陣は若手が多いため、
「経験不足」が一番の不安材料でした。

そんな中、今年から始まった交流戦。
対戦データが少ないため、どうしても投手有利の試合になりがち。
その中で若いピッチャーが着実に結果を残し、経験を積むことができました。

経験は自信を生みます。
久保田が一番のいい例でしょう。
江草、杉山も交流戦を経てかなり良くなりました。

おそらくこの投手陣がこのペースで活躍してくれる限り、
優勝は間違いないと思いますが、
長期ロードを含め、あとは夏場をどれだけ乗り切れるかです。

特に藤川については、登板過多が心配されていますが、
きっちりケアしてやれば大丈夫でしょう。
1イニング限定を守ってやれば、の話ですが。。

思えば1992年、
新庄・亀山フィーバーで優勝争いに加わった年、
田村という絶対的な抑えを得て、春先から勝ちを重ねていきましたが、
登板過多がたたって夏場に田村がリタイヤ。
それをきっかけにチームが失速していった苦い思い出があります。。
是非その二の舞だけは踏まないようにしていただきたいものです。


次に打撃陣。

今年は各選手が各々の役割をしっかりとこなしています。
赤星がチャンスメーカーになり、
鳥谷、シーツでチャンスを広げ、
金本、今岡で得点を挙げる。
6番はおいといて(汗)、矢野で更にダメを押す。

強いチームというのは、打線の形ができているものですが、
特に4番が固定できてるのが一番大きい。
アニキ!頼りにしてまっせ!

一昔前の阪神は、4番がなかなか固まらず、
新しい外人を連れてきては途中解雇の繰り返し、という悪循環。
挙句の果てにT豊・H沢といった他球団のお古を4番に据える有様。
檜山や新庄も本当の意味での4番ではなかったですし。
(その頃の苦労を知っているので、今でもひーやんのファンなんですがね。)
今思えば、隔世の感があります。。

そして今岡。
正直、ここまで5番がハマるとは思っていませんでした。
(個人的には今岡3番派だったので。)
もともとチャンスには強いバッターとはいえ、
ホームランバッターではないのに、あの打点の数は凄いの一言。

また別の要素として、「代打陣の充実」も挙げられますかね。
濱中を筆頭として、片岡、檜山、町田、浅井。
中継ぎが充実していることもあって、
終盤の勝負所で代打を惜しみなく注ぎ込むことができます。

こう書いてみると、
結局は、「選手層の厚さ」というところに行き着くんですかね。



さて、ここまで読んでくれた人は、果たして何人いるんだろうか。
おそらく一人のような気が…。
書いた人 みち | - | comments(3) | trackbacks(0) |



これだけの投手陣をそろえた特に中継ぎ陣はいまだかってないでしょうね これだけいてるからこそS.B戦以来連敗がないのもうなずけます 勝負は8月 落ちるだろうとおもってる。監督もいますげど。あと1ヶ月で答えは出るでしょう 奇跡的に竜が10連勝でもすれば ちょっとはもつれるでしょうけど いまの投手陣ではそれもないでしょう 首脳陣がおもってるとおり 怪我がこわいんであれば 試合の終盤に矢野今岡 赤星(怪我のため)休ますべきだと思うんですがねえ きのうも今岡 矢野はフルででてますね  野口は24試合でてないそうです 

まなみ | 2005/07/16 3:59 PM

これは…私の「緊急企画:巨人は止まりっぱなし」へのつなぎと心得たがいかがか?

今年について言えば藤川だねやっぱし。あの真っ直ぐのキレは往年のチョソンミンランク(失礼)。あとは安藤かな。ここ数年の阪神の問題は「先発の枚数が足りない」「中継ぎは粒ぞろいだが中継ぎエースがいない」だったからね。

しかし本当に赤星は嫌だな…

て | 2005/07/17 12:34 AM

まなみさんようこそ。確かにいま一番怖いのはケガ、特に主力のケガでチームの勢いが失われることですね。御指摘の通り、赤星・矢野は今後特にケアして欲しいです。優勝した一昨年、星野さんの野口の使い方は絶妙でしたからね。

>て
緊急企画、期待しております。

みち | 2005/07/17 7:21 PM














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