ぶらりみち。

忘れた頃に更新されているかも!?
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記憶

今週は、兵庫から母親&母方の祖父母が東京まで遊びに来てます。
なのでこの土日は東京観光の付き合いです。
たまにはいいもんです。

さて、うちの母方の祖父なんですが、
数年前に交通事故で頭を打って以来、
徐々にボケが進行している状態なんです。

で、今日2年振りに祖父と再会したんですが、
やっぱり私のことはもう認識できない状態だったんです。

一緒に御飯を食べに行ったりしたんですが、
折々に見せる態度が、あからさまに自分の孫に対するそれとは違い、
言って見れば、「近所の親切な若い兄さん」という感じなんですね。

ある程度覚悟できていたこととはいえ、
やっぱり、寂しいものです。
つい最近まで、会うたびに可愛がってくれたじーちゃんなのに。。。

本人も辛いんだろうと思います。
多分どっかで見たことはあるんだけど、どうしても思い出せない、
そんな状態の連続なんですから。

もし自分の両親や恋人がそんな状態になったら、、、
そう考えるだけで辛くなります。


そういったものに直面すると、
「記憶」というものがどんなに大切なものか、考えさせられますね。

忘れたくなるような辛い経験ほど、
それでも忘れられなくて、苦しい気持ちになるもの。
でも、そうやって苦しむことができる事自体、本当に幸せなんだと思う。
その経験をバネにして、次のステップに進むことができるから。

「忘れたくても忘れられない」
「忘れたくないのに忘れてしまう」
どちらが辛いか、と聞かれたら、答えは明白。


とりあえずは、自分の記憶がある限り、
精一杯じーちゃん孝行をしようと思います。
書いた人 みち | - | comments(1) | trackbacks(0) |



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